…そ、それはもちろんですが、昔から言われるのは「政治」と「宗教」の話ですよね。ただ、昨日の米大統領選挙には関しては、あまりそんな空気がなかった感じ。国内の選挙と違って気兼ねないところが面白かったです。
やはり漫画家の方も普段は無難に政治や宗教の話は避けてる人が多い感じですが、今回は話題にしている先生が多かったですね。
ちなみにIT界隈では「今回の選挙はSNSでのbotの量がすごいらしいよ」、「ビッグデータを元にしたAIの当選予想とかも多すぎるbotのせいで精度が下がったのでは?」とかそんなずれた方向で盛り上がる人もいます。
選挙にもついにbotが影響を与える時代が??
ちょっと探してみたら、昨日の大統領選に関してこんな興味深い記事が出ていました。
大統領選ツイートは約20%がボット、約75%はトランプ支持
https://www.technologyreview.jp/s/13335/how-the-bot-y-politic-influenced-this-election/
推定とはいえ約40万ものbotが選挙関連のつぶやきをTwitterで行っていたとのことです。興味深いのは、botのツイートも人間のツイートも同じようにリツイートされる傾向だったとのこと。まぁ、リツイートで流れてきた発言がbotかどうかなんて普通はわからないですしね。
今後国内でもbotの政治利用が増えるかも!
botの政治利用って法的にはどうなんでしょう?
詳しくはないのですが、たしか個人がSNSで特定の候補者を応援するのはOKだけど、選挙に関するWeb広告とかを出すのはNGだった気がします。ここで単なるつぶやきbotどころか、チャットボットをSNSへ大量動員とかした場合はどう判断されるんでしょうね。
将来的に出てくるであろう質の良いチャットボットだと、人間がどうかもパッと見ではわからないので、混乱しそうというかなんか少し怖いですね。シナリオ付きのチャットボット同士の議論を、さも人間がやっているかのように見せかけて意見の誘導を行うようなものも出てくるかもしれません。
チャットボットに投資している会社にはもしかしてチャンスかもしれませんが、だからといって極端に政治的なbotが増えると、意外と早い段階で問題視されるかもしれません。
そう考えると、botと人間を見分ける技術を開発するほうが、お金の匂いがしてくるかも??今は人工知能によるビッグデータを使った当選予想もかなりの精度になってきているのですが、botが増えすぎると、人間とbotのどっちの発言か見分けないとならないですしね。。。
チャットボットの利用方法としてあまり政治利用については語られることがなかったですが、これから良い意味でも悪い意味でも政治利用については注目のネタになるかもしれませんよ!!
あ、それと明日(11/11)はヤングアニマル発売です!『変女』載ってますのでよろしくです!