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技術の話が多め

この(雑誌部数が)右肩下がりの世界の片隅に

■ここ2年ほどの雑誌発行部数

青年誌の発行部数をグラフ化してみました。
データは全て日本雑誌協会(http://www.j-magazine.or.jp/)のサイトからお借りしています。

・ヤングアニマル

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・モーニング

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・スピリッツ

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…わかっていましたが、どの雑誌も軒並み右肩下がりです。
実際には電子版もあるので、もう少し下がり方は緩やかかもしれませんが…漫画雑誌の電子版ってどれぐらい売れてるんでしょ?どっかに数字出てないですかね。。

ちなみに今回はグラフにしてませんけど、ここ2年を辛うじてほぼ横ばいで乗り切っているのでは青年誌ではたぶんヤングジャンプぐらいかも??

■作品PRとして考える雑誌の発行部数

雑誌の発行部数が下がることの影響はそれこそ山のようにあるかと思うのですが、このブログを書いている人間は漫画家のスタッフという立場なので、作品PRの観点から考えたいと思います。

漫画に限らずどんな商品でもそうですが、知らないのは存在してないのと同じです。なので知ってもらうことはとても大切。そういう意味でも発行部数が下がることは、知ってもらう機会が減っていくのと同義なのでこれはかなり痛い。

Webプロモーションが大切なのは言われなくてもわかるのですが、Webプロモーションって効果測定的にも「部数」のようにはっきりしたものが無いので目標設定ができずにちょっと困りません?

■雑誌発行部数=フォロワー数 で考えてみる

ここで少し頭をやわらくして、もういっそのことWebの方を軸に考えてみます。認知してもらうという意味では雑誌もTwitterも一緒。なので考え方を変えて、雑誌の発行部数が10万なら、それはフォロワーが10万人いるという風に考えます。まずは深く悩まず「雑誌発行部数=Twitterのフォロワー数」でシンプルにいきましょう。

本質的な考え方としては雑誌発行部数が右肩下がりってことじゃないんです。知ってもらうためのフォロワー数が右肩下がりなんです。

日本雑誌協会の情報を見ると、『変女』が連載中のヤングアニマルの2016/7月-09月の発行部数は103,500部です。これを「雑誌発行部数=フォロワー数」で見れば、フォロワー数が10万のアカウントで毎回漫画の宣伝しているようなもんじゃないですか。そう考えると作品PRの場としても結構良い感じがしてくるのは気のせい?ただ、そのフォロワー数が右肩下がりなんで、やはりなんとかしたいところですね。

そこで、この観点のまま考え方をもう少し進めてみます。

いっそのこと作家アカウントとかと合算しちゃいましょう。これで人によっては右肩下がりのグラフがちょっと面白くなってきます。

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ヤングアニマル(発行部数)、此ノ木よしるアカウント変女bot、のフォロワー数を合算してグラフ化すると、右肩下がりから右肩上がりに変わりました!!

右肩下がりの世界の片隅にもちょっとだけ光が見えた??

実際にはフォロワーの重複もあるので単純な合算では正確な数値とは言えないですし、雑誌1部と1フォロワーを等価として考えるのも、双方のメリット・デメリットをざっくり省略しているので単純すぎます。それでもまぁなんというかこういう風にみるとなんとなく目指すところが見えてくる気もします。

こうなってくると、あとは積み上げをどれだけ増やせるかなのですが、やはり作家のアカウントだけだと正直厳しいところです。やはり雑誌の公式アカウントとか、担当編集者のアカウントとか、botとかbotとかbotとか色々積み上げ対象を増やしたい・・・。担当がもしも数万フォロワーとかあったら、それってかなりでかいですよね。

ってところで本日のブログは以上!

(スタッフ)

 

 

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